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ポルシェ モービル1スーパーカップへのステップアップを目指して日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のモータースポーツ部門は、2015年のポルシェ モービル1スーパーカップに参戦するスカラーシップドライバーのオーディションを、スペインのバレンシアサーキットにおいて9月29日、30日に開催いたしました。 新たな才能を発掘すべく「ポルシェ インターナショナル カップ スカラーシップ」として、8つの国際ワンメイクカップによって選出された9名のレーシングドライバーを対象にした2日間のプログラムではサーキットでのラップタイムにとどまらず、ドライバーとしての資質が審査の対象です。選出された1名には、20万ユーロのスーパーカップ参戦資金に加え、F1ドライバーのトレーナーも務めるプロフェッショナルによるフィジカルトレーニング、サイコロジカルトレーニングやメディアトレーニングなどがポルシェより用意されます。

バレンシアに集まったドライバーは世界各国で開催されているカレラカップ シリーズから26歳以下であること、そして国際的な舞台で成功できるポテンシャルを持っていることを基準に選考され、ポルシェ インターナショナル カップ スカラーシップにノミネートされました。

ポルシェ カレラカップ ジャパンからは小河諒(23歳)がオーディションに参加いたしました。小河は「昨年に続き、このオーディションに参加できたことを光栄に思い、また選出してくださったポルシェ ジャパンの方々に感謝します。前回は右も左も分からず不完全燃焼でしたが、今年は持てる力を全て出し切り、挑むことができました。LMP1プロトタイプをドライブし、日本を代表する国際的なレーシングドライバーになるという目標に近づくために、このチャンスを勝ち取りたいと思います。」とコメントしています。

マッテオ・カイロッリ(18歳)はカレラカップ イタリアから、トム・ディルマン(25歳)とコム・レドガー(23歳)の2名はカレラカップ フランスから、そしてマレーシア出身のアリフ・ハムダン(23歳)はカレラカップ アジアから選出されました。ラグナビーチ出身のマイケル・ルイス(23歳)は、その才能を認められGT3カップ チャレンジUSAからオーディションに招待されました。その他、スウェーデン出身のオスカー・パーム(22歳、カレラカップ スカンジナビア)、サム・パワー(26歳、カレラカップ オーストラリア)、ジョシュ・ウェブスター(20歳、カレラカップ グレードブリテン)が各シリーズを代表してオーディションに参加いたしました。

9名の有望な若手ドライバーたちは460馬力を誇る911 GT3カップを操り、選考委員にその才能を披露しました。ポルシェ・モービル1 スーパーカップの運営責任者を務めているヨナス・クラウスは「たくさんの印象的なパフォーマンスを見ることができました。ポルシェにより世界各国で開催されているワンメイクシリーズには多くの若い才能があふれていることを再確認でき非常に満足しています」とオーディションを総括しました。「これからの数週間で各自のパフォーマンスやさまざまな要素を分析して、もっとも優れたドライバーが誰なのかを決めたいと思います。ひとつ確かなのは、ポルシェ インターナショナル カップ スカラーシップにノミネートされたこと自体が既に特別な体験だということです。」

2015年のスカラーシップを獲得したドライバーは昨年のオーディションで選出されたアール・バンバーからその座を引き継ぐことになります。ニュージーランド出身のバンバーはオースティン(アメリカ)でのレースを残して、今シーズンのポルシェ モービル1スーパーカップのポイントランキングのトップに立っています。

ポルシェ モータースポーツによる若い才能の発掘および育成プログラムは長い歴史と伝統を持ち、これまでも多くのドライバーがポルシェによるステップアップのためのサポートを受け国際的なGTレースやプロトタイプカーシリーズで活躍してきました。

ポルシェ インターナショナル カップ スカラーシップは、世界中で開催されているポルシェ カレラカップ シリーズのドライバーがF1のサポートレースとして知られるポルシェ モービル1スーパーカップへステップアップするためのプログラムです。モータースポーツのトップレベルで経験を積むことによりワークスドライバーへ昇格するチャンスを得ることも可能です。スーパーカップでの経験は、これまでも多くの若手ドライバーにとってプロ レーシングドライバーとしてのキャリアにおける大きな一歩となっています。

2014/10/1